リキッドの自作をしていると、
『こんな味の香料があったらいいのに…』
『香料から好きに作れたらいいのに…』
って思うことあると思うんですよ。あるよね。あるんだって。
そこで香料から作ってみることにしました。
はっきり言って全くオススメはしないんですけど、こんな事もできるよーってことで。
では早速。
必要なもの
- 抽出したいもの
- プロピレングリコール(PG)
- ガラス容器
- デジタルスケール(一応無くてもできる)
まずは抽出したいもの。
今回は紅茶を使用することにしました。
使ったのはこちらの茶葉。無駄にいいやつ。
2016年 150g キャッスルトン セカンドフラッシュ
そして安定のファンタジー プロピレングリコール(PG)。これは普段から使ってるものです。
ガラス容器はなんでもいいと思うんですけど、煮沸消毒できるものが良いです。
今回はダイソーで購入した100mlサイズのもの。
とりあえず煮沸消毒します。
何かいっぱい入れてるけどついでです。キニシナイ。
鍋に容器が全部浸かるくらいまでのいっぱいの水を入れ、水の状態から容器を入れます。
そして強火で沸騰するまで置いておきます。
沸騰させると容器がカタカタ動くので、そこが気になる方は中にタオルか何か敷いておくといいかも。
沸騰してから5分~10分くらいで消毒できるので、やけどしないように清潔なタオルやキッチンペーパーの上で徐々に冷ましつつ乾燥させます。
乾燥待ちの間に抽出するものを計量します。
今回は海外のフォーラムで見た分量でチャレンジしてみます。
茶葉15gにPG50mlで。
ちょっとオーバーしましたけどまぁいいでしょ。
これを乾燥させたガラス容器にざざーっと入れてPG投入。
こんな感じになりました。
ここから4週間様子を見つつ、常温で光の当たらない場所にて保管します。
本当は8週間くらい必要らしい。でもまぁ実験だしとりあえず4週間で。
いまのところPGに茶葉入ってます。って感じです(そのまま)。
PGは透明のままです。ここからどうなるか。
2週間後(9/16)
2週間放置しておいた状態です。
ものっそい色になってます。
画像ではあまり違いが分からないかもしれませんが、2週間前は液体部分透明だったんですよ?
黒い…(白目)
茶葉もPGを含んで量が増えているように見えます。
4週間後(9/30)
4週間放置しておいた状態です。
色の差は2週間目とさほど変わらないような?
わぁ…。凄い色。
そしてめっちゃ茶葉の香りがします。
紅茶を入れた香りより茶葉そのもの。
乾燥した香ばしい茶葉の香りです。
使ってみる
では早速使ってみましょう。
本当はちゃんと濾して使った方がいいと思うんですけど、とりあえず葉っぱを吸わないようにスポイトで吸ってそのまま混ぜる。
いいんです自分用だし。あっ真似するときはコーヒーフィルターとかシリンジフィルターとかで濾せばいいと思います。
体にも良くないしね。
10%濃度で50VG50PGで作ってみます。混ぜ即で確認いってみよー!
リキッドの香りはほんのりと紅茶っぽい。
めっちゃほんのりした香りで少し甘みのある紅茶のような香り。
では舐めてみます。
すごい!!!!!紅茶の味するやん。凄い。美味しい。
茶葉の香りも甘みも渋みもちゃんと感じる。
この渋みがなかなか合成の紅茶フレーバーで感じないところです。
では吸ってみましょう…わくわく。
…なんと!これは凄い。美味しいぞこれ。なにこれ。
少しVGの甘みが邪魔する気がしますが、まぁ混ぜ即ですからね。こんなもんでしょ。
優しい甘みで茶葉の香りが口の中にぶわわー!と広がります。
これだけでも全然吸える。
味のイメージはBlack Pekoe Tea Extractに似てる。
やっぱりちょっと種類は違うんですけどおおよそ同じような味わい。
いやーこの渋さが本当にいいですね。リアルで。リアル茶葉なんだけど。
後味に紅茶を飲んだ後の渋さがググッと残るんですが、それが良い味出してるんですよー。
このままでも美味しいですけどフルーツ系足してフレーバーティーにするのも良さそう。
ピーチとかベリーとかレモンとか。試してみよう。
ただ抽出系あるあるですが、めっちゃくちゃガンクつきまくります。
もうRDAに2回目のリキチャしようとしたら既に黒い。なんぞこれは。
美味しさと引き換えとはいえ早すぎる。
まぁ濾してないから余計でしょうけどねー。
とりあえず今回の実験は一応成功でした。ちゃんと美味しい抽出香料ができました。
このまま残りはあと4週間放置してみるつもりです。
味の変化が楽しみ。
他の茶葉でもやってみよう。
粒子の残留による体への影響があるかもしれないのでオススメはしませんが、
さらにはめっちゃ時間もかかるのでほんとオススメしないですが、
真似する場合は自己責任で!